『蒼いくちづけ』 神林 長平

登場人物に、奥行きを感じさせつつ、それを見せないのが著者の特徴か。
基本的に、たんたんと話が進むので、復讐の話なのか、愛の話なのか、救済の話なのか、どうとでも読めそうでいて、どれとも違うような印象のまま終わってしまった。
もやもやしたのが残る感じ。